前回、ちょっと、分かりやすいたとえ話だったので
「リング」の話を出してしまいましたが、実はワタシの話はちょっと、違っているんです。
結論から言ってしまうと・・・
「読んだら死んでしまうマンガ」
の存在をご存じの方がいれば・・・
と思いまして、この記事を立ち上げた次第です。
「読んだら死ぬ」と言うより、ワタシが記憶している限りでは
「このマンガを読んだら、二十歳を迎える前に死んでしまう」
だったような気がするんですが・・・
じゃあ、ハタチ過ぎて読んだらどうなるの?なんていう疑問は
当時、ワタシは思いもしませんでした。
当時、ワタシは小学校の4年生で、同じアパートに住むK君と
同学年だったこともあり、またワタシが住んでいたアパートにいる子供たちは
みんな友達という図式が自然に成り立ってて、K君は小学校2年か3年の時に
アパートに引っ越ししてきましたが、スグに友達になりました。
K君は別段、何かが変わってるとか、ちょっと人とは違うオーラがあるとか
そんなことはまったくなく、普通のやんちゃな男の子でした。
そんな彼がある日、暗い顔をして
『うりちゃん、ボク、いとこから怖いマンガをもらったんだけど…』
と意味深に話し始めました。
『このマンガはね、読むと大人になる前に死んじゃうんだって。
いとこのお兄ちゃんもこれを読んで死んでしまったんだ。』
※K君のいとこはその当時、高校生ぐらいだったと記憶しています。
『K君も読んだの?』
『読んだ』
『U君は?』 ※U君は彼より4つ下の彼の弟のことです。
『Uは読んでない』
『そのマンガは今もK君が持ってるの?』
『うん、持ってる。でも、Uには絶対見せないし、うりちゃんにも読ませないよ』
彼があんな暗い顔をして話したのは初めてでした。
その時、ワタシは彼からそのマンガ・・・本自体のことですが・・・
を見せてもらったかどうか覚えていません。
カバーが取られ、何の絵柄も書かれていない裸になってるマンガ本を見たような
気もするけれど、それはまた別な記憶である気もするし、
彼が縁側下の土に埋めるとか何とか言っていて、
それを実行したのを見たような気もするけれど、確信がありません。
その後間もなく、ワタシは引っ越して、K君も引っ越したと聞きました。
でも、中学生の頃、K君のお母さんに偶然、駅で出逢って
あまりの懐かしさからか「家に寄ってて」と駅近くのK君の引っ越し先に呼ばれ、
お茶をいただいて帰りました。
夏休みの暑い昼下がりでした。
K君は自室に籠っていて、
『K!うりちゃんよ!懐かしいでしょう?出てきなさいよ~』
と呼んでくれたけれど、
生返事が軽く返って来ただけで、K君の姿を見る事はできませんでした。
帰りがけ、玄関近くのK君の自室を通った時、
出てきてくれないK君を寂しく思って、帰ったのを今でも覚えています。
K君が生きている間に接触があった最後の時でした。
その後、ワタシは東京を離れ、
K君の所在を知るどころか、記憶からも次第に薄れて行きました。
K君のことをそれから聞いたのは
同じアパートだった幼馴染で今もお付き合いのある2コ年上の
Mちゃんからのメールでした。
『うりちゃん、K君って覚えてる?
こないだ駅でたまたまK君のお母さんに声を掛けられたの。
そしたらね、K君って亡くなったんだって。それも19の時に、バイク事故で。
弟にU君っていたでしょ?U君がまだ居てくれたからおばさんも
何とかやってこれたんだ…って話を聞いてたら凄く切なくなっちゃって…』
K君のお母さんに声を掛けられたあの夏の日から
14年の月日が経っていました。
それまで、思い出しもしなかったけれど、
K君が教えてくれたマンガのことがよぎったんです。
偶然かもしれないし、バイク事故だなんて・・・
なんだかドラマとか小説とかに出てくるような、そんな内容に
今でも信じられないような、そんな何とも言えない気持ちになりながら、
どうしても、あのマンガのことが今も離れないでいます。
どんな内容だったのか、
どうしてそんなマンガが存在するのか、
もしくはそんなものは存在せず、子供の戯言で、
ただの偶然が重なっただけなのか、、、
一生、分からない疑問として残るのかもしれません。
ただ、どこまでが
本当の事としてワタシも受け止めているのか、ワタシ自身も分からないでいます。
でも、どこかでこのマンガの存在を知っている人がいるかもしれない・・・
何か手掛かりを掴みたいと思ったのと同時に、
このことを書き遺しておきたいという気持ちになりました。
ここまで、読んでいただいてありがとうございました。
その後、K君のご家族との接点はまったくなく、この疑問を誰にぶつけることも
できずに来ました。例え、K君のお母さんやU君に連絡が取れてお会いできたとしても、
このことは話せないと思います。だからこそ、こういう場所で誰かに聞いてもらいたくなった…
のかもしれません。
最近のコメント